たろ
こんにちは!ももたろ夫婦ブログのたろです。
僕らは、マッチングアプリ婚の旅好き20代夫婦。「豊かな暮らしと資産形成の両立」をテーマに大人のデートや結婚、資産形成についてブログを書いています。
今回の記事では、2023年8月1日に発売された橘玲さんの新著『世界はなぜ地獄になるのか』を読んで、心に残ったことや気になったことを紹介していきます。
私は橘玲さんの本が出たらすぐに買って読むようにしているんですが、本書はここ数年で発売された本の中で最も難易度の高い本だと、感じました。
多分私の頭が悪いだけだと思いますが、丁寧に読まないと論理構成を追えない部分もあり。でも、その難しさを解読する楽しさがあります。
著:橘玲
¥1,078 (2024/11/21 11:13時点 | Amazon調べ)
ポチップ
本書は、『シンプルで合理的な人生設計』(橘玲著・2023年03月発売)のようなライフハック系の本ではなく、世の中で起きていることを詳細に紐解いて解説していく系の本です。
本書のテーマは「リベラル化」。それでは行ってみましょう。
気づき
灰色の部分が本書からの引用、その下が私の一言コメントになります。
「私は”リベラル”を「自分らしく生きたい」という価値観と定義している。そんなのは当たり前だと思うかもしれないが、人類史の大半において「自由に生きる」ことなど想像すらできず、生まれた時に身分や職業、結婚相手までもが決まっているのがふつうだった。」
今ではごく当たり前に言われる「自分らしく生きる」ことは、実は人類の歴史においては全く当たり前ではなかったんですね。
「自分らしさが分からない」とか「自分のやりたいことが分からない」という悩みは、物質的に豊かになった現代人が人類史上初めて手にした贅沢なのかもしれません。
「リベラル化によって格差が拡大する」
一見、「自分らしく生きられる社会」ってとっても素敵に聞こえますよね。「自分らしく生きられない社会」を望む人は恐らくいないでしょう。
ただ、本書の中ではこのリベラル化(自分らしく生きられる社会)の闇の部分が多く語られていきます。
誰もが自分らしく生きられる社会というのは、個々人が持っている能力を活かせる社会です。いいように聞こえますが、個々人で持っている能力には大きな違いがあります。
社会で必要とされ高い給料を得られる能力を持つ人もいれば、そうでない人もいるということです。
考えてみれば当たり前ですが、確実に格差は広まっていきます。
「日本では中間管理職の死亡率がもっとも高い」
本書では、ステータスが健康格差に直結していることが記述されています。
その中で、日本においては中間管理職が他の職位に比べて最も死亡率が高いデータが示されます。
日本の中間管理職は、厳しい経済環境の中で部下をまとめ成果を出さなくてはならないという強いプレッシャーにさらされているんですね。
シンプルに意外なデータで驚きました。
「このようにして、成功ゲームや支配ゲームをうまくプレイできない(その多くはステイタスの低い)者たちが、大挙して美徳ゲームになだれ込んでくるようになった。
人間にとってステータスを維持することは、物質的に豊かでなかった社会においては極めて重要でした。仲間外れにされては生きていけないため、組織の中での自分の立ち位置(ステータス)を維持・向上することに多くの努力をしてきました。
現代社会においてのステータスとはTwitterのフォロワー数などの評判だといいます。ただ誰もが金銭的に成功したり、組織での権力を持てない社会において、自分のステータスを上げる方法として誰か不道徳な人を吊し上げて、自分の道徳さを誇示することがSNSによって可能になってしまっているのです。
ネット上での誹謗中傷がどのようなメカニズムで起こるのか、よくわかる説明だと思いました。
上記は私に理解できて表現できるほんの一部分のみを取り上げており、本書の内容はもっと複雑で面白いです。
終わりに
いかがだったでしょうか。
今回は橘玲さんの新著『世界はなぜ地獄になるのか』について簡単に紹介してきました。
実際の本はもっと面白いです。笑
語彙力不足でうまく説明できません。。
いつもはもう少し凡人にも分かりやすく解説してくれる橘玲さんですら簡単には説明できない難しい事柄なんだなぁと素人ながらに思いました。
でも、自分が簡単に理解できるような本ばかり読んでいても成長しないですからね。
難しいことを頑張って理解しようとすることで理解できる範囲が広がっていくと信じています。
是非本書を読んでみてください!
著:橘玲
¥1,078 (2024/11/21 11:13時点 | Amazon調べ)
ポチップ
たろ
最後まで読んでくださりありがとうございました。
ももたろ夫婦ブログにまた遊びにきてくださいね〜☆
最近読んでお気に入りの橘玲さんの本はこちら↓
コメント