先日、投資漫画で有名な『インベスターZ』を読み終えました。
インベスターZは、北海道のエリート高校である道塾学園にトップ入学した財前孝史が、学園内の秘密組織「道塾投資部」に入り、投資について学んでいくストーリーです。
話の流れ自体は、特に複雑なものではないんですが、ところどころにキラリと光る名言が登場します。中にはハッとさせられるものもあり大変ためになります。
本記事では私の心に刺さった名言をピックアップして紹介したいと思います!
「誘惑に負けるヤツ ルールもロクに知らないのに首を突っ込むヤツは結局カモになるんだよ」
グサっと刺さる音がしますね。
株でもなんでもロクに勉強もしないで継続的に勝てるほど投資の世界は甘いものではありません。市場は常に自分よりも賢い。
自分の無知や非力さを謙虚に認めて、学び続けることの大切さが身にしみる一言です。
「一切の感情を捨てろ!自分を信じるな 自分の上に法則をおけ 法則こそが神!」
株や投資信託を「なんとなく上がりそう〜」という、自分の感覚で勝っていませんか?
または、含み損になった時も「いつか上がる」と自分の勘を信じていつまでも損切りできなかった経験なんてありませんか?
そんな時にこの言葉を思い出しましょう。
「損切りは決して失敗ではない むしろ次の成功のためのチャンスと思え」
「現金なんてただの紙クズ そのままにしておくと大損するぞ」
上記シーンでも述べられている通り現金のままにしておくことは、その現金を使って運用できたであろうリターンを失っているのと同義。
かの有名な米国のファンドマネージャー、レイ・ダリオ氏も「Cash is Trash」という言葉を残していますね。政府が通貨を無限に刷り続けることができる現代に置いて、現金の価値は目減りしていく(=インフレしていく)運命にあります。
「株は買うことより売ることのほうが重要なんだ」
初心者は「安いから買おう」って考えがちですが、投資の中級者になると「この株はいくらで売れるから、今買おう」という判断ができるのかもしれません。
買う前に出口を想定する。株を買うときに一歩立ち止まって出口を考えましょう。
出口からやるべきことを想定することで、最短ルートが見えてくることでしょう。
「金を掘ったヤツに金持ちはいない!」
儲かると聞いてからそこに投資をするようでは遅い。儲けを得る人はその前から仕込んでいるものです。
「円安による輸出好調で一番儲けたヤツは誰か それは円高の時に輸出関連を買っていたヤツ」
「つまり円高で不振の輸出株がボロ株と言われ誰も見向きもしない時 そのボロ株を買い集めてせっせと仕込んでたヤツ」
大体数の人が見向きもしないような場所に、チャンスを見出すのが成功者のやり方。ニュースになって人が群がる時にはもう遅いことが多い。仕込んでいた人からすればすでに利確フェーズ。
「時間とは・・・命よ」
「労働者とは自分の命である時間を切り売りして生活する人のことを言うの」
サラリーマンの自分としては耳が痛いですね。サラリーマンとして学ぶこともたくさんあったけど、人生ずっと労働者ではいられない。そんな思いが私を突き動かしています。
まさに労働とは命を差し出してお金を稼ぐこと。
「仕事に夢とか成長を求めて身を粉にして働いたら資本家の思うツボよ」
資本主義社会は常に資本家が最強なのです。資本家には上司いないですからね。
「常識という餌をばら撒けば大衆はワンサカ食いついてくる 喰らいついた魚は片っ端から釣り上げられ商売の材料に使われるのさ」
私がインベスターZで一番好きな言葉かもしれません。
日常に溢れている常識って実は商売目的で仕込まれている。
バレンタイン・婚約指輪に結婚指輪・高額な結婚式・”夢の”持ち家・クリスマスプレゼント。
いつからか自分が欲しいと思っていたものって、実はマーケティングによって刷り込まれている。
常識は金になる。要するに常識を作り出すことでカモを製造しているんですよね。
これを見抜くには、縦(過去)と横(他国)と比較をしてみると自分の常識の異常さに気付けたりします。
なんで日本人ってクリスチャンでもないのに、教会で結婚式を挙げて神に誓うのでしょうか。
いつから日本人は結婚指輪をするようになったのでしょうか。何かおかしいと感じませんか?
今はあまりにも自然な”常識”になっている事って、それを仕掛けた商売人がいる。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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