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『ライオンのおやつ』心穏やかになり、日常が愛おしくなる小説【おすすめ】

ももちゃん・たろくん
もも
たろ

こんにちは!

「豊かな暮らしと資産形成の両立」をテーマにブログを書いているももたろ夫婦です!

この記事では、小川糸さんの小説『ライオンのおやつ』を紹介します。この小説は、NHKでもドラマ化された小説としても有名です。

たろくん
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この本に出会えてよかったな、とほっこりした気持ちで本を閉じました。

こんな方にお勧めの記事です

・『ライオンのおやつ』についてドラマなどで名前は聞いたことがある。
・なんとなくあらすじは知っている。
・原作の小説が少し気になっていて、読もうか迷っている。

ネタバレはしないので、安心してください!

著:小川糸, イラスト:くのまり
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結論:迷っているならば、是非読んでみて欲しい!

この本を読んで感じられること

・病気や死に対してのポジティブな向き合い方。いかに後悔のない死を迎えるか。
・もっと周りの人や日常を大切にしようという温かい気持ち。
・今この瞬間を大切に生きようという心。

嫌なことがあった時や、自分の日常の貴重さを見失いそうになった時に繰り返し読みたいです。
それとね、出てくる言葉が素敵。自分のものにしたくて思わずメモしました。

簡単なあらすじ

『ライオンのおやつ』は、瀬戸内海の島にあるホスピス「ライオンの家」が舞台。
33歳で末期癌を患い、余命数ヶ月の女性(海野雫)が主人公。

マドンナと名乗る白髪の女性が営むホスピス「ライオンの家」で、
死を間近にし様々な思いを持った人と雫の関わりが描かれる。

雫は確実に死ぬ未来を背負いながらも、日々を丁寧に生きていく。

ライオンの家の入居者(ゲスト)は日曜日のおやつを匿名でリクエストすることができ、
ゲストの想いの詰まったおやつが毎週手作りされ、皆に振る舞われるのだ。

幼い頃に両親を事故で亡くし、複雑な家庭環境で育った雫も
自身の人生の課題や後悔とも向き合い、それらを少しずつ解きほぐしていく。

「ライオンの家」での出会いや体験を通して、
雫の身体は弱っていく一方で、心は自由になっていくのだった。

雫が人生の最後にリクエストするお菓子とは・・・

感想

僕はこの本を読んで自分の日常がとっても愛おしくなりました。
そして、自分が悩んでいた「身近な人に迫る死にどう向き合うか」という課題に対して、
少しヒントになったような気がして心が軽くなりました。

「死」ということに対して100%ポジティブになれた訳ではないですが。

死ぬことは生きることの一部。大きな流れの中にある。

病気になったからこそ経験できることもあって、意味のないことなんて一つもない。
嫌なことも受け入れながら、今この瞬間を味わい尽くすことが大事だと思えました。

 「今」この瞬間に人事を尽くす。

そうした「今」を積み重ねた先に、後悔のない人生がある。
人生はその瞬間の集積なんだと気づきました。

最後に「ライオンのおやつ」で出会った素敵な言葉で今回は終わりにするね。 

”「今というこの瞬間に集中していれば、過去のことでくよくよ悩むことも、
未来のことに心配を巡らせることもなくなる。私の人生には「今」しか存在しなくなる。」”

是非、皆さんも読んでみて感想を聞かせてくださいね!

著:小川糸, イラスト:くのまり
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