
先日次の経済危機は米国債務危機かも、というブログを書きました。
レイ・ダリオ氏は、米国債務はデフォルトはしないが、利払いをするために国債を増発する負のスパイラルに陥ることでインフレが急加速し、国債金利が急上昇する可能性があると予測しています。
そこで、今回はどのようなポートフォリオを組んで対策すべきかをChat GPT先生に聞いてみました。
Chat GPT先生の回答

アメリカが利払いをするために国債を増発するような事態になった場合、どのようなアセットをポートフォリオに組み込むべき?

アメリカが利払いのために国債を増発し続ける状況は、実質的に「財政ファイナンス(政府の赤字を国債発行で補填し続ける状態)」に近く、以下のような影響が考えられる。
- インフレ圧力が高まる(供給過多のドル安 & インフレ進行)
- 金利が上昇する(国債を売るために利回りを上げる必要あり)
- 債券価格の下落(利上げ局面では既存の債券価格は下がる)
- 株式市場は選別が進む(金利上昇に弱いグロース株は打撃)
この状況を踏まえ、リスクヘッジやリターンを狙う資産構成を考える。
📌 おすすめアセット
1. ゴールド(貴金属) 🥇
✅ 理由:ドル安 & インフレのヘッジ
- 国債の増発 → 供給過多のドル安 → ゴールド価格上昇
- インフレが進めば、ゴールドの実質価値が上がる
✅ 注意点
- 金利上昇局面では短期的な価格調整あり(無利息の金は相対的に不利)
2. 物価連動国債(TIPS) 🏦
✅ 理由:インフレ対応債券
- インフレが進むと額面が物価指数に連動して上昇
- 名目金利上昇でも、実質金利がマイナスなら相対的に有利
✅ 注意点
- 一般の国債と異なり、金利が急騰するとTIPSも一時的に値下がりする
3. 生活必需品・エネルギー株(ディフェンシブ & インフレ恩恵) 📈
✅ 理由:インフレに強いビジネスモデル
- 生活必需品(食品・医薬品・電力など)は価格転嫁しやすい
- 石油・天然ガスなどのエネルギー企業はインフレ時に利益拡大
✅ 注意点
- 金利上昇による景気後退が深刻なら、短期的に株価は下がる可能性あり
4. コモディティ(原油、農産物、金属) ⛽🌾
✅ 理由:インフレ時の実物資産の価値上昇
- 原油価格が上がれば、輸送・生産コスト増 → インフレ加速
- 農産物は生活必需品であり、価格上昇が見込める
✅ 注意点
- 需給バランスが変われば変動が大きくなる(例:原油減産調整など)
5. 銘柄選別した株式(高配当・バリュー株) 💰
✅ 理由:金利上昇局面でも耐えられる企業に投資
- 高配当株(金融、エネルギー、ヘルスケア)は金利上昇に比較的強い
- バリュー株(割安で財務が安定している企業)は急落耐性あり
✅ 注意点
- グロース株(ハイテク・新興企業)は金利上昇に弱く、慎重に選ぶ必要あり
6. 他国の国債(スイス・シンガポール・オーストラリアなど) 🌍
✅ 理由:ドル安リスクのヘッジ
- スイスフラン建て債券は安全資産とされる
- オーストラリアなど資源国の債券はインフレ耐性がある
✅ 注意点
- 通貨リスク(為替変動)があるため、ポートフォリオの一部にするのが適切
💡 まとめ:おすすめポートフォリオ(国債増発対応型)
👉 30% ゴールド(現物 or ETF)
👉 20% 物価連動国債(TIPS)
👉 15% エネルギー・生活必需品株
👉 15% コモディティ(原油、農産物)
👉 10% 高配当 or バリュー株
👉 10% スイスフラン建て債券 or 現金
このポートフォリオなら、ドル安・インフレ・金利上昇というシナリオに対応しながら、安定的なリターンを狙える。🔥
やっぱりChat GPT君もゴールド推しのようです。
インフレが急上昇する局面=現金の価値が落ちる局面なので、相対的に政府が勝手に増やすことができないゴールドの価格が上がる、ということですね。
私のポートフォリオでは金は現在5%ほどに留まっているので、今後金の保有割合を増やして行きたいと思います。
歴史は繰り返す。債務膨張を生き延びた帝国は一つもありません。アメリカ帝国の覇権も債務危機とともにゆっくりと崩れ去るのかもしれません。
未来を知るには歴史を学ぶこと。

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